電子実験ノート(ELN)は研究情報の記録と管理を支える基盤として位置付けられていたが、AI活用、研究自動化を導入当初から計画された次世代のELN(nELN)においては研究自動化と情報利活用を両立する研究活動の中核を成す情報基盤となり得る。 本発表では研究基盤整備の企画立案に従事する方々に向け、nELN導入に必要な要素である、段階的なプロジェクト実施計画、クラウド活用、API設計等に関する知見を示し、その実現の一助となる内容とする。