会員の皆さまに支えられ、精力的に取組んでいただいております各委員会・各分科会の活動によりまして、おかげさまで製剤機械技術学会は昨年度に30周年の節目を迎えました。
医薬品の製造にたずさわる全ての人々が患者の健康、安全を願いまして、未来永劫変わらずに医療・製剤技術の進化・進歩に産学官が一体になり、新たな技術への取組みの実施や最新情報を共有するといったことが本学会の役目でもあり、強みでもあると存じます。
　直近においては国内医薬品市場の低迷が続いておりますことやコロナ禍における閉塞感に苛まれる日々が続き、医薬品業界においても先行き不透明で、将来予測が難しく、変化の激しい“VUCA”と呼ばれる時代へと突入しております。第31回大会のプログラムの構築にあたりまして、会員の皆さまの閉塞感や困難を乗り越えて参る一助となりますことを念頭におきまして、実行委員会メンバーにて検討を重ねて参りました。多忙の中、著名な先生方より登壇のご快諾・ご協力を賜りまして、ご案内の大会プログラムを実現することができました。ご覧の通り、大会プログラムは多岐に渡りまして非常に充実した内容となっております。コロナ禍でなければ、皆さまに対面形式にて参加していただきたい素晴らしい講演内容でございます。誠に残念でなりませんが現在のコロナ感染状況を鑑みまして、本大会も昨年と同様にオンライン講演形式で開催する運びといたしました。
　「未来を創る医療・製剤技術」をテーマに著名な先生方のご講演にて、次の製剤機械技術学会の30年間（60周年の節目）に向けて、歩み始めます本大会へ、是非とも積極的にご参加くださりますよう、お願いいたします。皆さまのご参加をお待ちしております。