製剤機械等の紹介 [1] |
両面アルミにおけるピールオープン包装 |
野田 尚彦、鎌子奈保美 |
要旨 海外では主流となっているアルミラミネートフィルムを用いたPTP包装形態(両面アルミPTP)があるが、日本国内においても大手製薬メーカーや外資系製薬メーカーを中心に数年前から徐々に増え始めてきた。 両面アルミPTP に期待されていることは、防湿性、遮光性による錠剤の保護はもちろん、ピロー包装が不要になるといった省包装としても注目されている。 そのような中、錠剤が非常に脆く、いわゆるPTP 包装形態(錠剤をポケット越しに押してアルミを破って取り出す)では錠剤自体が破壊してしまい成立しないケースがある。そのような場合は過去においても、ピールオープン包装形態(蓋アルミをめくって錠剤を取り出す)が採用されてきた。 今回は両面アルミにおけるピールオープン包装技術を包装形態、フィルム技術と共にチャイルドレジスタンス機能を持たせた包装形態もあわせて紹介する。 |