製剤機械の紹介(1)
世界初
‘セグメント式ダイテーブル’
ボッシュパッケージングテクノロジー(株) 営業本部 製品開発課
佐々木 忍
要旨
 世界初、個別の臼が必要ない回転盤について紹介する。従来の打錠機では品種切り替え時やクリーニングの際、大量の臼と止めネジを交換しなければならず、切り替え作業に時間を潰し、機械効率の低下(ダウンタイム)はやむを得ない状況であった。しかし、今回FETTEが新規開発したセグメント式ダイテーブルでは、その大量の臼交換作業が3 枚もしくは5 枚のセグメント交換のみで対応でき、品種切り替え時間を大幅に短縮することが可能となった。既に欧米では、70社以上で採用され、その効果はフィールドにより確立されてきている。また、FETTE社新規受注の約8 割がセグメント方式に移行しており、臼の無い打錠システムが一般化されている。
 本稿ではこの最新技術について詳しく紹介していく