工場紹介
持田製薬工場(株) 本社工場
寶田 哲仁
(要旨)
 持田製薬工場 本社工場(所在地:栃木県大田原市)の製造施設について、2004年10月に本格稼動した新規注射剤製造施設を中心に紹介する。持田製薬工場は、持田製薬から本年4月に分社化した持田製薬の100%子会社である。当社は、2001年3月に「製剤部門の大田原工場集約化構想」を発表し、将来のGMPに対応する注射剤棟および関連施設の建設ならびに効率的な生産体制の構築を図る方針を立てた。この方針に基づき建設プロジェクトを設置、2003年10月に新規注射剤棟および管理棟を竣工、2004年10月から本格的に稼動した。また、本年4月より持田製薬工場の本社工場として、製造に特化した会社としてスタートした。当社は、第1製剤棟(内服固形製剤)、第2製剤棟(注射剤・外用剤)、管理棟(試験検査室)より構成され、グローバルスタンダードに対応できるハードを有している。持田製薬創業以来の得意分野であるたん白質製剤をはじめ、無菌操作による注射剤製造技術を武器に、内服固形製剤・外用剤を含めた幅広い剤形について受託製造が可能な設計となっている。