取り巻く話題[1] |
薬塵封じ込め性能検証施設と評価試験 |
田中 明雄、増田 洋人、米田 晃 片柳 貴行、白井 未央、長谷川 悟 |
要旨 高薬理活性医薬品の増加にともない封じ込め技術の重要性が増している。封じ込め技術は特殊封じ込めバルブによる密閉搬送やアイソレータなどが多く採用されているが、必要以上の仕様となり無駄な投資コストを発生させる場合もある。このため、性能と投資コストを両立させるためには定量的評価にもとづく適正な封じ込め性能の検証が不可欠となる。本稿では、封じ込め性能を科学的に検証するための薬塵封じ込め性能検証施設、封じ込め評価試験プロトコル、および試験内容の一部を紹介する。 |